2002年6月18日
E 鈴木宗男議員のこと
 鈴木宗男議員があっせん収賄容疑で逮捕されそうということが報じられています。
彼は、出身地区の会社の依頼を受けて林野庁に働きかけて、そのお礼に賄賂(「政治献金」と言っているが)をもらったというものらしい。

@ ちょっと待ってよ。これまで、どんな政治家でも、地元のために利益を誘導してきたのではないでしょうか。

 あの田中真紀子さんのお父さんである角栄さんが新潟のために、高速道路と新幹線まで作ったこと。など、など、など・・・・。そうした政治家が実力があり、良い政治家とされてきたのではないのか。
 私のいる飯田市の市議でさえ、周りの人は「あの人はなんにもやってくれない」などと、議員の選出地盤のために働く(利益をもたらす)ことを露骨に求めています。

 この意味から考えると、鈴木さんは「北海道のためによく働いた」と地元の人には喜ばれる議員にほかなりません。

 [注]この文書は、鈴木宗男の擁護をしようとしているわけではありません。そうではなく、どの議員も同種同根なのに、一人を生贄にして、政治が浄化されたかにされることが納得できないということです。

A もうひとつ気になるのは、こうした疑惑の出発点が新聞や週刊誌などマスコミの報道から始まっていることです。

 ちょっと、目立って政府のやり方に不都合な存在になってくると、マスコミが問題を「すっぱ抜き」その政治家を潰していくように思えます。

 これは、誰かが意図的にそうしたリークをマスコミにしているとしか思えません。
誰もが叩けばホコリは出るのですから、誰を叩くかということが意図的にやられているように思います。

 他方で、あれだけ問題にされた官僚はそのまま生き延びています。

 こんな形で、日本の「民主主義の政治」がないがしろにされていくような怖さを感じます。



 

 

 
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お多福屋
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