2002年7月20日
 田中知事失職を選択
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7月15日、田中知事は失職の道を選んだ。

 議会解散の道を選ぶと次回選挙で知事が決まるまで田中知事が現職を勤めることになり、失職だと次回知事選まで知事不在ということになる。

 不信任決議に賛成したサイドは、知事と県議の両方の選挙をしないことに不満を述べている。

 確かに、双方が出直し選挙をすることが、一見、筋が通っているかに見えるが、田中知事はいきなり不信任を突きつけられたわけで、「現職有利」の県議選をわざわざやってあげる必要は無い。

 長野県知事が県議会の主要会派や各市町村の総翼賛体制の下で知事から副知事への移行が成されて来たこれまでの歴史へのアンチとして田中知事誕生があった。

 田中康夫氏が頼りにできる「基盤」は”県民の圧倒的な支持”ということ以外には元々なにも無い。不信任についても、改めて県民の評価を問うことによって、評価されればそれを支えとして、再び思い切った改革に乗り出せるという構造にある。

 この改革の評価によって次の県議選への新しい動きも作り出される。

 うまく転回してほしいものです。
お多福屋
MEMO
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